2025.06.15-2025.06.30
URESICA(西荻窪・東京)
私たちは日々、やたらと大きななものからごくごく小さなものまで、さまざまな物語のなかでさまざまな役割を演じながら暮らしているわけですが、私たちが生きるその物語たちは、ときにヴヴヴと共鳴しあってより大きく強い物語になって、私たち自身がその中に閉じ込められて身動きがとれなくなったり、さらに共鳴を繰りかえした物語が受け入れ難いほどに暴力的な形に姿を変え、多くの苦しみを生む原因になったり、します。そんなことを望まない私たちはだから、結果失敗におわるのだとしても、こっそりと、慎重に、ありとあらゆる物語からの脱走を試みなければならないと思うのです。物語の境界を自由に出たり入ったりすることで、物語がかちかちに固まることをさけられるのではないかと思うのです。ピース。